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ベトナムの3in1インスタントコーヒーとは?特徴・美味しい作り方をご紹介

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2020.10.14
  3in1インスタントコーヒー

最近、インスタントコーヒー飲んでいますか?
私は一日中パソコンの傍に置いておきたいくらいのヘビードリンカーですが、インスタントコーヒーを好きな理由は体感ゼロ時間でコーヒーが作れて、価格も安く、たくさん飲めるから。

しかし、一般的にはインスタントコーヒーに対して「コーヒーの味が劣る」「美味しくない」と、味に対する不満もよく聞かれます。

そんなネガティブな印象を払拭するように、最近ではカフェチェーンやサードウェーブカフェが味にこだわったインスタントコーヒーを開発したり、大手メーカーがバリエーション豊富な味を作ったりと。品質の高い味と豊富なバリエーションで、インスタントコーヒー好きを一層楽しませてくれています。

では、まだあまり聞き馴染みのない「3in1インスタントコーヒー」とはどんなものなのか?

新たなインスタントコーヒーの楽しみとなるのか、その正体をご紹介します。

目次
3in1インスタントコーヒーとは?
ベトナムとインスタントコーヒーの関係
ハイランズコーヒーの3in1インスタントコーヒーの特徴
3in1インスタントコーヒーの美味しい作り方
まとめ

3in1インスタントコーヒーとは?

あらかじめコーヒー・ミルク・砂糖がミックスされている状態のインスタントコーヒーのこと。
通常のインスタントコーヒーにクリーマーや砂糖を足して飲まれる方にとっては、その手間が省けるのでとても便利な商品です。

3in1インスタントコーヒーは、マレーシアやタイ、ベトナムなどのコーヒーを甘くして飲む文化があるアジア地域で多く見られます。そのため、同じくコーヒーで有名な欧米のインスタントコーヒーと比較すると、まるでスイーツのような濃厚な甘みが特徴です。

ちなみに、ハイランズコーヒーの新商品「3in1インスタントコーヒー」のおすすめの作り方は記事最後にご紹介していますのでぜひご覧ください。

そもそもインスタントコーヒーとは?

インスタントコーヒーとは、コーヒー液を乾燥させた粒状のコーヒーのこと

お湯や水だけでコーヒーを飲むことができるため、自宅やオフィスに常備しておくと便利だったり、アウトドアや登山好きが自然の中で飲む至福の一杯にも活用されます。

そんなインスタントコーヒーの誕生は、遡ること約120年前の1899年頃

日本の科学者である加藤サトリ博士が「ソリュブル(Soluble=可溶性)コーヒー」として発明しました。しかし、当時加藤博士は特許を取っていなかったため、1906年に特許を取得したジョージ・ワシントンという人物が最初に発明したと言われています。

一般的なインスタントコーヒーの製造方法

1. コーヒーを抽出、凝縮する
2. 製品の特徴に合わせた方法で乾燥させる
3. 瓶詰め・ラベルはりなどの仕上げ

コーヒーの乾燥方法は主に下記の2つに分かれます。

<フリーズドライ製法>
コーヒー液を凍らせて細かく砕き、真空して水分を除く。アロマ感じる風味が残る。



<スプレードライ製法>
コーヒー液を霧状にして熱風で水分を蒸発。細かい顆粒状で水に溶けやすい。



インスタントコーヒーの味や香りはレギュラーコーヒーに劣るものの、

・ コーヒーが手軽に作れる
・ 保存が効く
・ カレーなどの料理の隠し味にもなる

等、インスタントコーヒーならではの特長で幅広く親しまれています。

(参考:コーヒー語辞典 著 山本加奈子

ベトナムとインスタントコーヒーの関係



結論から言うと、今ベトナムのインスタントコーヒーが熱い!んです。

ベトナムは長年、国内の産地で栽培し収穫したコーヒーの生豆を海外へ輸出してきました。特に、ベトナム特有のロブスタ豆は苦味が強く、インスタントコーヒー用に多く使用されています。

しかし近年は、ベトナム国内のコーヒー消費量が増加しインスタントコーヒーの需要が高まり、ローカルで豆を加工するロースターや多様な商品展開をする国内メーカーが急増しています。

消費者はより日常に取り入れやすいコーヒーを求め、生産者はライバルに負けない味を追い求める。この状況こそがベトナムにおけるインスタントコーヒーづくりのクオリティを底上げしているのです。

そしてこの底上げはベトナム国内だけの盛り上がりに止まらず、世界のコーヒー市場にも大きな影響を与えるほど。詳細はネットニュース等を検索して頂ければと思いますが、簡単にまとめておきます。

【ベトナムのインスタントコーヒーが注目される理由】
  • 苦味の強いロブスタ豆は、元来インスタントコーヒーに多く使用されている品種
  • アジアは今、世界のなかで最もコーヒー消費量が加速している地域
  • 中でもインド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、そしてベトナムのインスタントコーヒー市場が急成長中
  • ベトナムは、地理的な位置、コストパフォーマンス高の生産力からみても他国より競争力が高く、世界がベトナムコーヒー産業に注目している

  • (参考:The Straits Times International Edition

    ハイランズコーヒーの3in1インスタントコーヒーの特徴

    製法

    ハイランズコーヒーの3in1インスタントコーヒーは、スプレードライ製法です。インスタントコーヒーには100%ベトナム産コーヒー豆を用いています。

    一般的なスプレードライ製法のインスタントコーヒーはお湯でも水でも溶ける場合がありますので、お湯推奨の3in1インスタントコーヒーが水でも溶けるのか検証したところ、水では溶けにくかったです。ですが、約1分ほどスプーンでかき混ぜ続けていると完全に溶けた状態になりました。

    インスタントコーヒーの溶けやすさの点ではお湯が最適だと思いますが、水でも問題はなさそうです。また香りの点では、個人差もあると思いますがお湯で混ぜた時の方が香りを強く感じることができた気がします。

    お好みや用途に合わせて試して頂きたいと思います。



    ベトナムコーヒーといえば、コーヒーが苦くて練乳が甘くてとにかく濃いコーヒー!というイメージを持つ方が多いと思いますが、期待を裏切らない味です。

    パッケージにも記載の通り、現地のお店で飲む作りたてさながらの「RICH COFFEE TASTE(濃厚なコーヒーの味)」が、シンプルにお湯を加えるだけで味わえます。

    ちなみに甘くて濃いけど、実は一杯あたり75kcalと低カロリー。安心できる数字ですよね。

    3in1インスタントコーヒーの美味しい作り方

    甘い香りに包まれてリラックス!ホットコーヒー



    作り方〈1人分〉
    1.3in1インスタントコーヒー(1袋)をグラスに入れる
    2.お湯(120ml)を注ぐ。
    3.コーヒーが溶けるまでかき混ぜたら完成


    POINT!
    王道の練乳入りベトナムコーヒー(カフェ・スア)との味の違いは、クリームっぽい濃厚なミルク感とナッツのような芳ばしい香りが感じられるところ。寒い季節に飲みたくなるような重厚さがあります。

    午後3時の職場で飲みたい!?スッキリするアイスコーヒー



    作り方〈1人分〉
    1.3in1インスタントコーヒー(1袋)をグラスに入れる
    2.お湯(80ml)を注ぐ
    3.コーヒーが溶けるまでかき混ぜる
    4.氷(適量)を加え、かき混ぜてコーヒーを冷やす


    POINT!
    マドラーで氷を馴染ませながら溶かし、濃いコーヒーを薄めながら飲むのがベトナム流の飲み方です。

    サウナ後のコーヒー牛乳みたいなアイスミルクコーヒー



    作り方〈1人分〉 ※写真は2倍の量で作りました
    1.少し大きめのグラスを用意する(牛乳と氷が入る分)
    2.3in1インスタントコーヒーを(1袋)グラスに入れる
    3.お湯(50ml)を注いでコーヒーが溶けるまでかき混ぜる
    4.氷と牛乳(30ml)を注ぐ


    POINT!
    牛乳を多くするほど、甘みが強くなり、コーヒーの苦味が抑えられます。コーヒーの苦味を味わいたい方は、牛乳の量を少なめに。ゴクゴクと飲めちゃうので、温かい日にも良さそうです。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    「安くて便利、だけど味はちょっと残念なインスタントコーヒー」と思っていたのはもう過去のこと。
    多様な味わいと質の高さがプラスされた最近のインスタントコーヒーにワクワクしませんか?

    さらにここ数年でコーヒー大国に躍り出たベトナムでは、コーヒー産業の技術向上から消費量の増加に伴い、新しくて美味しい3in1のようなインスタントコーヒーが誕生し、国内外で人気を集めています。

    異国情緒を感じるベトナムの甘くて濃厚な3in1インスタントコーヒーで、新たな日常の楽しみを見つけてみませんか?

    それではまた次の記事まで。Happy Coffee!

     

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