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【検証】ベトナムコーヒーはペーパードリップでも美味しく入れられる?

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2020.10.08
 



ベトナムコーヒーの入れ方といえば、独特なコーヒーフィルター(カフェフィン)を使うというのが大きな特徴ですが、まだまだ日本ではカフェフィンを使って入れるということが日常に浸透していない現状。

ベトナムコーヒーを飲んでみたくて豆を買ってみたけれど、とりあえず入れてみたらなんか噂で聞いてたのと違う…、なんて経験された方いませんか?

そこで、「カフェフィンを買うのはちょっと迷うな」という方に向けて、編集部で実際に検証してみました。

ペーパードリップでもベトナムコーヒーって飲めないの?」という疑問にお答えいたします。
 

目次

 

(1)ベトナムコーヒーをペーパードリップで普通に入れると?


一般的にはコーヒー粉10~12gを使って1杯120mlほどのコーヒーを抽出するようです。

その量でハイランズコーヒーを入れてみるとどうなるでしょうか?

早速やってみます。

今回は120mlのコーヒーを抽出させるために、お湯150mlほど使ってみました。


やり方

1:コーヒー粉10gをペーパーに入れる

2:30mlほどお湯注ぎ、蒸らす

3:残りの120mlのお湯を注ぎ、コーヒーが抽出し終わるまで待つ

4:完成

所要時間:約2分

 

ペーパードリップで入れたベトナムコーヒーの味は?

練乳などを加えなくても、ストレート(無糖ブラック)で飲めました。
濃さや飲み心地でいうと、コンビニのコーヒーやカフェで注文するブレンドコーヒーのようなあっさりとした感じ。

※Cを使いました。キレイな色!

ですが、ベトナムコーヒーの特徴であるロブスタ豆のクセや独特な風味もちゃんと感じられて面白い。
私自身が普段ブラック派なので、いつもとは一味違う新しいブラックコーヒーに出会ったかも?なんて思いました。

ということで、ペーパードリップでやってみた感想としては、全然ありです。
みなさんが普段入れるときに使ういつもの分量で、ハイランズコーヒーのコーヒー豆・粉を使っていただければ全く問題ありません。

カフェフィンがない方は、そのような楽しみ方をしていただくのが良いと思います。

使用した商品はこちら
 

現地のベトナムコーヒーとの違いは?

ブラックコーヒーとして飲むには全然アリなペーパードリップコーヒーでしたが、現地で飲めるベトナムコーヒーを想像して飲むと別物といった印象。

大きく違った点が2つありました。

 

1.濃さ

現地のやり方であるカフェフィンで入れたベトナムコーヒーは、正直そのままストレートでゴクゴクと飲めるような濃さではありません。その『濃さ』がペーパードリップで一般的な量で入れたコーヒーと比べると大きく違いました。



それもそのはず、現地ハイランズコーヒーの店員さんに聞いてきた分量では、1杯あたりコーヒー粉20gをお湯110mlで抽出するそう。(約75mlくらいのコーヒーが抽出できる)
先ほどの分量に対して比べてみると、ベトナムコーヒーに使われるコーヒー粉の量は2倍多く、逆にお湯は約2割少ないということになりますね。

濃いはずだ!

関連記事:ベトナムコーヒーはなぜ濃いの?その理由を徹底分析

 

ここで少し余談…

じゃあベトナム人ってそんな濃いコーヒーが飲めるの?という疑問が頭に浮かんだあなた。
その疑問に答えるならば、「NO」です。現地でもこの濃いコーヒーはそのまま飲みません。

ベトナムは日本のような四季はなく、一年中夏の気温なのでコーヒーはアイスで飲む国。
氷の入ったグラスにコーヒーを注いでから楽しむのが一般的な飲み方です。
つまり、コーヒーが濃くても氷で薄まっていくから大丈夫なんですね。
というかむしろ調度いい!
濃いから氷で薄まらずに最後まで美味しく飲める、というわけです。

確かに日本でも、アイスコーヒーで飲むときは氷に注ぐのを考慮して濃いめに入れたりしますよね!
 

2.抽出時間


抽出時間も大きく違います。

ペーパードリップで入れたときは約2分ほどでしたが、カフェフィンを使って入れるとコーヒーを抽出し終わるまでに約5分〜10分ほどかかります。

カフェフィンを使うと抽出時間が長い理由は、カフェフィンの構造から大きく影響を受けています。
ここでは詳しいことは割愛しますが、カフェフィンについて詳しく解説した記事もあるので、気になる方はぜひご覧ください。

関連記事:カフェ・フィンって何?使って美味しい・見て楽しい!ベトナム独自のコーヒーフィルター

 

(2)現地のベトナムコーヒーをペーパードリップで再現するには?


カフェフィンを買わずとも現地の味を再現したい!というあなたのために、やってみました。
目指すのは、カフェフィンで入れた時のような濃いコーヒーを抽出する、ということ。
 

そのためのポイントととして

1:現地の分量で入れる

2:時間をかけてゆっくりコーヒーを抽出する

を押さえていきます。

では、現地ハイランズコーヒー直伝の分量を使って、ペーパードリップでゆーっくり入れてみます。


やり方

1:コーヒー20gをペーパーに入れる

2:30mlほどお湯注ぎ、蒸らす

3:80mlのお湯をゆっくりと少しずつ注ぎ、ゆっくりとコーヒーを抽出する

4:完成

所要時間:8分

 

現地ベトナムコーヒーをペーパードリップで再現した味は?

おや、現地のベトナムコーヒーの味に近い。濃くて苦い。



やはりコーヒーの量とお湯の量を変え抽出時間を変えれば、カフェフィンで入れたコーヒーに近づきました。
ストレートでは飲みにくい濃厚さがあり、その分苦味も強く感じます。

この時点で、
「それなら、カフェフィンいらないんじゃないの?」なんて思われたあなたのために、

  1. ペーパードリップで再現したコーヒー
  2. カフェフィンで入れたコーヒー

にどんな違いがあるかご紹介します。

あなたはカフェフェインいりますか?いりませんか?

 

(3)カフェフィンを使って入れるとこんないいことがある

今回の検証で、カフェフィンを使うメリットが3つありました。
 

【その1】 入れるのが楽

時間をかけて抽出するベトナムコーヒーをペーパードリップで再現するには、お湯をちょっとずつちょっとずつ注ぐので、その結果つきっきりで抽出し続けなければなりませんでした。

それが結構面倒だった…。

しかしカフェフィンを使えば、お湯を注ぐ行程は蒸らすための1回と、抽出するための1回の計2回
蓋を閉めて抽出し終わるのを待つだけで良いので、とても楽です。

※抽出をまっている間はゆっくりソファーでくつろぎながらお待ちくださいね

お湯を注いだ後にフィルターの穴を通してじわじわとコーヒー豆に染み込んでいくので、手間をかけなくても濃いコーヒーが抽出できます。これが現地のやり方ですね。

 

【その2】 香りがたつ

ペーパードリップでは紙フィルターを使うため、抽出する際にコーヒーに含まれるオイルなどのコーヒーのアロマ成分はペーパーに吸収されてしまいます。実際にペーパードリップで再現した現地流のベトナムコーヒーは、飲むときの香りが薄かった感じがしました。
一方カフェフィンはフィルターの小さな穴をつたってコーヒーが抽出されるので、コーヒーアロマはそのままコーヒーに抽出されます。そのため香りが甘いのです。

ハイランズのコーヒーは焙煎時にバターを使っていますので、バターのコクもカフェフィンならコーヒーにそのまま抽出されますね。
 

【その3】 アレンジに対応しやすい

先ほど試しにやってみた(1)のベトナムコーヒーを普通にペーパードリップで入れると?で作ったコーヒーに、一番伝統的なベトナムコーヒーの飲み方である練乳を入れてみたところ、これが思っていたより美味しくなかった……。

※左:(1)で入れたコーヒーに練乳30ml 右:ハイランズ直伝作り方で入れたコーヒーに練乳30g

ベトナムコーヒー独特の苦味、そして濃厚なコーヒーのコクやパンチを感じにくく、口の中に砂糖の甘さが強く残ってしまう感じです。コーヒーそのものの味が、追加した甘みに負けてしまいました。

確かに、どのカフェでも必ずと言っていいほどメニューにある『カフェラテ』も、エスプレッソを牛乳に少量入れていて美味しいバランスになってますよね。

コーヒーに練乳を入れたりアレンジを加えて美味しく飲むためには『濃いコーヒーを抽出する』というのは外せないポイントになります。

ここで、ベトナムのカフェシーンを思い出して「おおなるほど!」と思いました。

現地ではエッグコーヒーヨーグルトコーヒーなど様々なアレンジコーヒーがありますが、ベトナムコーヒーの濃さがあるからこそ濃厚なエッグクリーム、酸味のあるヨーグルトともバランスを保てるのでしょうね。

ということで、現地の練乳の入ったコーヒーも様々なアレンジコーヒーをおうちで再現したいあなたには、濃いベトナムコーヒーが簡単に作れるカフェフィンを使うのがとても簡単でオススメです。

 

(4)まとめ:結局カフェフィンはいる?いらない?


実際にペーパードリップでベトナムコーヒーを入れてみて、想像以上に美味しく飲めることがわかりました。
正直私自身、すごく驚きました。「もしやカフェフィンっていらないのでは?」と思ったほど…笑

ブラックで飲む場合、ペーパードリップで入れるベトナムコーヒー、なかなかオススメです。
 カフェフィン買わなくて問題ないです! 

一方、本場のベトナムコーヒーを再現する場合、コーヒーとお湯の分量、時間をかけてゆっくり抽出しさえすれば、カフェフィンがなくてもOKです。
ただし、時間と手間が、けっこうかかる!

なので、本場の味を簡単に再現したい方、簡単に美味しくベトナムコーヒーを入れたい方には、カフェフィンをお使いいただくことをオススメいたします。
 

みなさんがそれぞれの方法で、楽しく美味しくベトナムコーヒーを楽しめますように。
 

それではまた!

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